外郎売の口上

約300年前の江戸の享保年間に、二代目市川團十郎丈によって作られた歌舞伎の台本です。
立て板に水のごとく繰り出される早口言葉は、言葉遊びに留まらず、
当時の流行や時代背景をも映し出し、それこそ舌を巻く見事さです。
外郎売は今でも歌舞伎で曽我物として演じられ、
また役者やアナウンサーの滑舌の題材としてもとても有名です。

研究会の活動

小田原の歴史を語る良き道しるべともなるこの「外郎売の口上」を、
小田原の伝統文化として世界に向けて発信したいと2004年から活動を続けています。

かつては、小田原市民会館にて「外郎売の口上大会」を開催し、
令和4年からは「外郎売の口上まつり」として小田原三の丸ホールにて、
口上を基調とした創作舞台の発表会を引き続き開催しております。

市内はもちろん東京、名古屋、大阪その他県外からと多くの皆さまにご参加いただき、
賑やかに楽しいまつりとなっております。

また、地域での出前講座も実施し、好評を得ています。

外郎売を知ることは小田原をもっと知ることです
外郎売を楽しむことは小田原をもっと楽しむことです